お役立ちコラム │ その車、そのまま乗っていませんか?

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その車、そのまま乗っていませんか?

その車、そのまま乗っていませんか?

── 葬儀の後に見落としがちな「車の相続」と「保険」の落とし穴
「お葬式が無事に終わって一安心。四十九日までは、このまま親の車で買い出しに行こう……」

日常的に車を使う地域ではよく見かける光景ですが、実はこれ、法律や保険の面で非常に危険な状態かもしれません。
「知らなかった」では済まされない、お葬式の後に必ず確認してほしい「おクルマの重要ポイント」をまとめました。

「保険が1円も出ない」リスクを知っていますか?

一番怖いのは、亡くなった親御さんが入っていた任意保険の契約内容です。

「本人限定」の罠: もし契約が「本人限定」や「夫婦限定」になっていた場合、その瞬間から、ご家族が運転して事故を起こしても保険金は1円も支払われません。

無保険状態と同じ: 亡くなった方の名義のまま、内容を確認せずに運転し続けることは、万が一の際にすべてを失うリスクを抱えることになります。

【アドバイス】 葬儀が終わったら、まずは保険証券を確認し、代理店に「運転者の範囲」を変更できるか相談しましょう。

「3月」を過ぎるとやってくる自動車税の恐怖

車は持っているだけで税金がかかります。その区切りは、毎年「4月1日」です。

3月中に動かないと損: 名義変更や廃車の手続きをしないまま4月を迎えると、亡くなった方の名義で1年分の自動車税通知が届いてしまいます。

田舎は台数が多い: 乗用車だけでなく、軽トラや農機具など、台数が多ければ多いほどその出費は馬鹿になりません。「使わない車は3月中に整理する」が鉄則です。

「相続税」はかかる? 手続きにお金は?

「親の車をもらうのに、高い税金がかかるのでは?」と心配される方も多いですが、ご安心ください。

ほとんどのケースで相続税はゼロ: 一般的な自家用車であれば、相続税の基礎控除(非課税枠)の範囲内に収まることがほとんどです。

ただし「実費」はかかります: 名義変更には、車庫証明代やナンバープレート代、戸籍謄本の取得費用など、自分で行っても数千円〜1万円程度の費用が必要です。

御殿場では御殿場自家用自動車協会に相談すれば車庫証明や名義変更のアドバイスやサポートをして頂けます。

一般社団法人 御殿場自家用自動車協会

  • 住所: 〒412-0042 静岡県御殿場市萩原673-1
  • 電話番号: 0550-82-1451

名義変更を「後回し」にするのが一番怖い

「いつか売る時にやればいいや」と放置するのが一番の苦労の元です。
時間が経つほど、他の親族の同意が必要になったり、役所の書類の期限が切れたりと、手続きの難易度がどんどん上がってしまいます。

まとめ:まずは「車検証」と「保険証券」の確認を

お葬式の後は、役所や銀行の手続きで目まぐるしい日々が続きます。しかし、毎日使う「足」である車だからこそ、トラブルが起きる前に正しく整えておくことが、故人への何よりの供養にもなります。

亡くなった人の車の名義変更・必要書類リスト
車の名義変更(移転登録)は、「普通車」か「軽自動車」かで手間が全く違います。

  1. 軽自動車の場合(比較的カンタン!)

軽自動車は「資産」としての扱いが緩やかなため、比較的スムーズです。

  • 車検証(原本)
  • 亡くなった人の戸籍謄本(死亡の事実がわかるもの)
  • 新しく所有者になる人の住民票(発行から3ヶ月以内)
  • 新しく所有者になる人の印鑑(認印でOK)
  • ナンバープレート(管轄が変わる場合のみ
  1. 普通車の場合(相続人全員の協力が必要!)

普通車は「遺産」として扱われるため、手続きが少し複雑になります。

  • 車検証(原本)
  • 亡くなった人の戸籍謄本、除籍謄本(出生から死亡まで全ての繋がりが必要な場合があります)
  • 新しく所有者になる人の印鑑証明書
  • 遺産分割協議書(「この人が車を相続します」という親族の同意書)
    ※車の価値が100万円以下の場合は、簡易的な「遺産分割協議成立申立書」で済むケースもあります。
  • 車庫証明(管轄の警察署で取得。同居家族が引き継ぐ場合は不要なことも)

「手続きのコツ」、「所有者」をまず確認!
車検証の「所有者」の欄を見てください。ここが本人ではなく「ディーラー」や「ローン会社」になっている場合は、まずローンの完済手続き(所有権解除)をしないと、名義変更は進められません。

「放置」が一番の損!
名義変更をしないまま車検が切れると、公道を走れなくなり、レッカー代などで余計な出費がかさみます。「乗るなら変える、乗らないなら売る」を早めに決めるのが賢明です。


車は銀行口座などと異なり、特に手続きをしなくてもそのまま使用できてしまいます。そのため、重要だと分かっていても、ついつい後回しにしてしまいがちです。

何かと忙しい時期ではありますが、愛車が『動かせない荷物』になってしまう前に。ぜひ早めの確認をどうぞ。

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